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すぐに分かる金融庁

金融庁検査

金融関連の内情を描いた作品で一般に知られるようになったのが「金融庁検査官」です。検査局に所属する検査官のことですが、彼らはどういう規則や法律に従って金融機関を審査しているのでしょうか。彼らは検査の際に金融検査マニュアルというものを用いて、それに基づいた検査を施すのです。

検査マニュアルにはガバナンス編、金融円滑化編、リスク管理等編というふうに各分野のチェック項目がずらりと並んでおり、検査官は一つ一つの項目を確認していきます。マニュアルの内容は金融庁のホームページなどで見ることができます。これらの項目をチェックすることによってどんなことが分かるのでしょうか。

検査官が金融機関のどういう点を検査しているのかというと、たとえば経営状態や管理体制、そして重要なのが不良債権の実態です。これらの実情をつまびらかにするため、検査官には立ち入り検査権、資料提出請求権など検査に必要な権利が与えられます。金融機関がこれを拒んだ場合は罰則を受けるのです。

検査の結果は4段階評価であらわされます。良いほうから順に正常、要注意、破たん懸念、破たんです。基本的に正常以外の評価だと不良債権に分類されていまい、監督局に通知されて検査や監督が厳しくなります。場合によっては行政処分され、業務改善命令が下されたり経営破たん手続きされたりするのです。

では金融庁検査の効果はどうなのかというと、実際に銀行など金融機関の不祥事が明らかになるケースが少なくありません。たとえば最近では、メガバンクの一つが反社会勢力への融資を隠ぺいしていたことが判明し、問題となっています。このように金融機関の正常かつ安全な運営に一役買っているのです。