銀行とお友達になろう!

すぐに分かる金融庁

銀行との関係

金融庁と金融機関の関係は、検査する側と検査される側です。金融機関側にとっては自分たちの不正や間違いを正してくれるありがたい存在ですが、隠ぺいしたものを暴く怖い存在でもあります。金融検査の際に検査官に与えられる数多の権利からしても、その上下関係は明らかです。たとえば代表的な金融機関である銀行はどのように金融庁に備えているのでしょうか。

銀行は毎年2回ずつ自己査定を行います。自己査定とは融資の貸付先を査定する業務で、主に財務内容や返済状況、経営状態などによって判断します。なぜ自己査定を行うのかというと、この自己査定の結果を金融庁に提出するからです。金融庁はこの資料をもとに金融機関を監督・監視するのです。

銀行は定時で営業時間を終えるため、普段は残業なども少ないのですが、この時ばかりは資料作成のために遅くまで仕事をします。地方銀行の支店などは業務も少ないですが、主要都市の店舗や大きな銀行だと貸付先がたくさんあるため資料作りにとても時間がかかるのです。しかも金融庁のほうから締切を設定されているため、それに間に合わせる必要があるのです。

ようやく資料作りが終わっても安心できません。資料を受け取った金融庁から担当者が派遣されてヒアリングを行うのです。検査マニュアルを使って大量の項目を細かくチェックするうえに、それぞれの追及も厳しいため、銀行が正常とみなした貸付先の評価が落ちることも珍しくありません。このように金融庁は金融機関を厳格に監督します。